平成30年度 2級舗装施工管理技術者資格試験 一般 試験問題(1/2)
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【問 | 1】 次の軟弱地盤対策工法のうち、液状化の発生を抑制する工法に属さないものはどれか。 | |
(1) | プレロード工法 | |
(2) | バイブロフローテーション工法 | |
(3) | 薬液注入工法 | |
(4) | サンドコンパクションパイル工法 | |
解答と解説: 解答--- (1) 【解説】 プレロード工法;盛土載荷重工法の一工法で、構造物の建設前に軟弱地盤に荷重をあらかじめ差異化させておくことにより、粘土層の圧密を進行させ、残留沈下量の低減や地盤の強度増加を図る工法である。カルバート等の構造物の計画箇所に対して適用される。従って、液状化抑制工法ではない。 参照:(道路土工軟弱地盤対策工指針)
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【問 | 2】 コンクリートの打込み後の養生に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。 | |
(1) | コンクリートは、養生期間中に予想される振動、衝撃、荷重、海水などの有害な作用か ら保護しなければならない。 | |
(2) | コンクリートは、打込み後、硬化を始めるまで、日光の直射、風などによる水分の逸散 を防がなければならない。 | |
(3) | コンクリートの露出面は、表面を荒らさないで作業ができる程度に硬化する前に、湿潤 養生を行わなければならない。 | |
(4) | コンクリートは、十分に硬化が進むまで、硬化に必要な温度条件に保ち、低温、高温、 急激な温度変化などによる有害な影響を受けないようにしなければならない。 | |
解答と解説: 解答--- (3) 【解説】 施工標準;8.2 湿潤養生 (2)コンクリートの露出面は、表面を荒らさないで作業ができる程度に硬化した後に湿潤養生を行わなければならない。 参照:(コンクリート標準示方書(施工編))
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【問 | 3】 防護柵に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。 | |
(1) | ガードケーブルは、車両衝突時の衝撃に対してケーブルの引張りと支柱の変形で抵抗す る防護柵であり、快適展望性に優れる。 | |
(2) | ガードレールは、破損箇所の局部取替えが容易である。 | |
(3) | ボックスビームは、主に路側用として使用される。 | |
(4) | ガードパイプは、ガードレールに比べ快適展望性において優れているが、施工性に劣る。 | |
解答と解説: 解答--- (3) 【解説】 ![]() 参照:(防護柵の設置基準・同解説)
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【問 | 4】 土工用建設機械に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。 | |
(1) | 振動コンパクタは、平板の上に直接起振機を取り付けたもので、振動を利用して締固めを行う軽量な機械である。 | |
(2) | タンパは、機関の回転運動をクランク機構で上下動に変えて、スプリングを介して打撃 板に伝達するもので、打撃と振動の2つの機能を備えている。 | |
(3) | 振動ローラは、ローラに起振機を組み合わせ、振動によって小さな重量で大きな締固め 効果を得ようとするものである。 | |
(4) | ロードローラは、空気入りタイヤの特性を利用して締固めを行うもので、タイヤの接地 圧は載荷重および空気圧により変化させることができる。 | |
解答と解説: 解答--- (4) 【解説】5-4-4締固め作業及び締固め機械 (1) ロードローラ; 表面が滑らかな鉄輪によって締固めを行うもので、マカダム形とタンデム形とがある。従って設問(4)タイヤローラの説明である。 参照:(道路土工盛土工指針) | ||
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【問 | 5】 土木工事共通仕様書に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 | |
(1) | 図面とは、入札に際して発注者が示した設計図、発注者から変更または追加された設計 図、工事完成図などをいう。 | |
(2) | 特記仕様書とは、共通仕様書を補足し、工事の施工に関する明細または工事に固有の技 術的要求を定める図書をいう。 | |
(3) | 現場説明書とは、質問受付時に入札参加者が提出した契約条件などに関する質問に対して発注者が回答する書類をいう。 | |
(4) | 工事数最総括表とは、工事施工に関する工種、設計数量および規格を示した書類をい う。 | |
解答と解説: 解答--- (3) 【解説】1-1-1-2 用語の定義 10.現場説明書;現場説明書とは、工事の入札に参加するものに対して発注者が当該工事の契約条件等を説明するための書類をいう。 11.質問回答書; 質問回答書とは、質問受付時に入札参加者が提出した契約条件等に関する質問に対 して発注者が回答する書面をいう。 以上から、設問(3)は質問回答書の内容である。 参照:(土木工事共通仕様書共通編第1章総則) | ||
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【問 | 6】 道路の路線測量の一般的な作業順序のうち、適当なものは、次のどれか。 @横断測量 A中心線測量 B詳細測量 C仮BM設置測量 D縦断測量 | |
(1) | C → D → A → B → @ | |
(2) | C → A → @ → D → B | |
(3) | A → C → D → B → @ | |
(4) | A → C → D → @ → B | |
解答と解説: 解答--- (4) 【解説】第4編 応用測量 第2章 路線測量 (路線測量の細分)第388条 路線測量は、次に掲げる測量等に細分するものとする。 一 作業計画 二 線形決定 三 中心線測量 四 仮BM設置測量 五 縦断測量 六 横断測量 七 詳細測量 八 用地幅杭設置測量 参照:(作業規程の準則 第4章 応用測量) | ||
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【問 | 7】 路床の支持力評価に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。 | |
(1) | 区間のCBRが10.5の場合、当該箇所の設計CBRは10である。 | |
(2) | 置換材料の修正CBRが23.6の場合、置き換えた層のCBRは20である。 | |
(3) | 路床が深さ1 mの均一な自然地盤であり、そのCBRが27の場合、路床のCBRは27 である。 | |
(4) | CBRmの平均値が4.9で標準偏差が1.2の場合、区間のCBRは3.7である。 | |
解答と解説: 解答--- (1) 【解説】区間のCBRと設計CBR4の関係は便覧の表-5.2.3の通りである。 ![]() 従って、設問(1)の設計CBRは8である。 参照:(舗装設計便覧) | ||
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【問 | 8】 舗装の設計に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。 | |
(1) | 車道における舗装には、必ず表層と基層を設ける必要がある。 | |
(2) | 基層には、通常、アスファルト混合物が用いられるが、コンクリート版、粒状材料など も用いることができる。 | |
(3) | 路盤は、通常、上層路盤と下層路盤の2層あるが、条件によっては路盤をl 層にすることができる。 | |
(4) | 構造設計における舗装厚は、表層、基層、路盤および路床の合計厚さである。 | |
解答と解説: 解答--- (3) 【解説】 ![]() 2-2-2 各層の役割 (2)基層 B 舗装厚が薄い場合は、基層を設けないこともある。(設問1) @基層には、設計期間にわたって表層を支える十分な安定性、路盤のたわみに追従できる十分なたわみ性などが求められる。従って、粒状材料は該当しない。(設問2) 2-2-1 舗装の構成;舗装は一般に原地盤の上に築造されるが,原地盤のうち,舗装の支持層として構造計算上取り扱う層を路床といい,その下部を路体という。また,原地盤を改良する場合には,その改良した層を構築路床,その下部を路床(原地盤)といい,合わせて路床という。従って、舗装は路床(現地盤)から上を言う。(設問4) 5-2-1 普通道路の構造設計;(3)構造設計 交通量区分N1および、N2の設計において,上層路盤と下層路盤の合計厚が15cm未満になる場合は,次のように設計する。 設計CBRが6以上の場合,上層および下層の区別をせずに路盤を同一の材料で設計し,品質規格に合わせた等値換算係数をそのまま用いる。(設問3) また,設計CBRが6未満の場合は,上層および下層路盤を区別した2層からなる設計とする。 参照:(舗装設計便覧)
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【問 | 9】 コンクリート舗装の設計に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。 | |
(1) | コンクリート版に用いるコンクリートの配合設計では、一軸圧縮強度を基準とするのが一般的である。 | |
(2) | 普通コンクリート舗装の横目地部には、荷重伝達装置(ダウエルバー)を設ける。 | |
(3) | 路床は、平板載荷試験の測定結果から求まる設計支持力係数、またはCBR試験の結果 から求まる設計CBRによって評価する。 | |
(4) | コンクリート舗装に標準的に用いられるコンクリート版には、普通コンクリート版、連続鉄筋コンクリート版および転圧コンクリート版がある。 | |
解答と解説: 解答--- (1) 【解説】 6-2-1 普通道路の構造設計 3) コンクリート版厚の設定 コンクリート版厚は,交通条件として設定した舗装計画交通量に応じ,コンクリート舗装の種類と使用する舗装用コンクリートの設計基準曲げ強度をもとにして設定する。 参照:(舗装設計便覧)
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【問 | 10】 アスファルト舗装に用いる材料に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。 | |
(1) | 骨材には、砕石、玉砕、砂利、鉄鋼スラグ、砂などがある。 | |
(2) | 再生骨材には、セメントコンクリート再生骨材、アスファルトコンクリート再生骨材な どがある。 | |
(3) | フィラーには、石粉、消石灰、スクリーニングスなどがある。 | |
(4) | 砂には、天然砂、人工砂などがある。 | |
解答と解説: 解答--- (3) 【解説】3-3-2 アスファルト表層・基層等用素材 (4)フィラー フィラーには、石灰岩やその他の岩石を粉砕した石粉、消石灰、セメント、回収ダストおよびフライアッシュ等を用いる。ただし、ポーラスアスファルト混合物には、原則として石灰岩を粉砕した石粉を使用する。 参照:(舗装施工便覧)
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【問 | 11】 舗装に用いる瀝青材料に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。 | |
(1) | 混合用アスファルト乳剤は、主にタックコートに用いられる。 | |
(2) | ポリマー改質アスファルトH型は、主にポーラスアスファルト混合物に用いられる。 | |
(3) | 石油アスファルト乳剤には、浸透用、混合用およびセメント混合用などがある。 | |
(4) | ポリマー改質アスファルトには、I型、U型、V型およびH型などがある。 | |
解答と解説: 解答--- (1) 【解説】3-3-2 アスファルト表層・基層等用素材(1)瀝青材料4)石油アスファルト乳剤 石油アスファルト乳剤は,石油アスファルトを界面活性剤等で水中に分散させたものであり,大別すると浸透用乳剤,混合用乳剤およびセメント混合用乳剤等がある。浸透用乳剤は,シールコートやアーマーコートなどの表面処理や,プライムコートあるいはタックコートに使用される。混合用乳剤は常温混合物に使用され,セメント混合用乳剤はセメント・瀝青安定処理工法に使用される。 参照:(舗装施工便覧)
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【問 | 12】 アスファルト舗装の路盤材に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。 | |
(1) | 粒状路盤材料にはクラッシャランや粒度調整砕石などがある。 | |
(2) | 一般に瀝青安定処理材料は下層路盤に用いられる。 | |
(3) | 一般にクラッシャランは下層路盤に、粒度調整砕石は上層路盤に用いられる。 | |
(4) | 路盤に用いる材料には、粒状材料、安定処理材料などがある。 | |
解答と解説: 解答--- (2) 【解説】3-4-2路盤用材料 (3)安定処理路盤材料 ![]() 参照:(舗装施工便覧)
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【問 | 13】 舗装用セメントコンクリートに用いる材料および配合に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。 | |
(1) | 粗骨材を検討する場合、粒形、耐久性などから砂利より砕石が適している。 | |
(2) | 単位水量は、舗設作業ができる範囲内でできるだけ多くする。 | |
(3) | 暑中に舗設する場合は、遅延形のAE減水剤の使用を検討する。 | |
(4) | 高炉セメントは、比較的早期の交通開放を必要とする場合に使用する。 | |
解答と解説: 解答--- (3) 【解説】3-3-3コンクリート用素材 (1)セメント;冬季施工や比較的早期の交通開放を必要とする場合には,早強ポルトランドセメントを使用するのが一般的である。また,高炉セメント等の混合セメントは,長期にわたる強度発現性に優れるが,その特性を発揮させるためには,十分な湿潤養生を必要とする場合があるので留意する。(設問4) (4)粗骨材;粗骨材には,砂利(川砂利,陸砂利, 海砂利) 砕石等があり,粒度,粒形,耐久性等から川砂利が適している。しかし,天然骨材の枯渇化により入手が困難になってきている。このため,一般には,JISA 5005 (コンクリート用砕石及び砕砂)あるいは, JISA 5011 (コンクリート用スラグ骨材)に規定する粗骨材を使用することが多い。(設問1) 8-3-2 コンクリートの配合条件 使用するコンクリートの配合は,所要の強度と舗設時のワーカビリティーが得られる範囲内で,単位水量が少なく,経済的なコンクリートが得られるように,以下の項目に十分な配慮を行いながら定める。(設問2) 参照:(舗装施工便覧)
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【問 | 14】 再生舗装用材料に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。 | |
(1) | セメントコンクリート再生骨材を使用した再生路盤材料は、新規骨材に比べて修正 CBRが比較的小さい。 | |
(2) | アスファルト混合物層の切削材は、アスファルトコンクリート再生骨材の品質に適合すれば再生加熱アスファルト混合物に使用できる。 | |
(3) | 再生加熱アスファルト混合物の配合設計において、旧アスファルトの性状を回復させる ため、再生用添加剤により針入度を調整する方法がある。 | |
(4) | 一般建設系のセメントコンクリート発生材には、タイルや陶磁器類、石膏ボード類、木片などの異物が混入している場合がある。 | |
解答と解説: 解答--- (1) 【解説】2-4-2再生路盤材料 Aセメントコンクリート再生骨材は,新規骨材と比べて密度が小さく,吸水率およびすり減り減量が大きくなる傾向にあるが修正CBRは比較的大きいことから単独でも再生クラッシャランとして利用できるものがある。 参照:(舗装再生便覧)
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【問 | 15】 路盤の施工に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。 | |
(1) | 粒状路盤の施工において、降雨などにより材料が著しく水を含み締固めが困難な場合に は、晴天を待って曝気乾燥を行うこともある。 | |
(2) | 石灰安定処理路盤材料の締固めは、最適合水比よりもやや湿潤状態で行うとよい。 | |
(3) | セメント安定処理工法において、締固め終了後直ちに交通開放しても差し支えないが、 必要に応じてアスファルト乳剤を散布するとよい。 | |
(4) | 加熱アスファルト安定処理路盤材料の敷きならしは、一般にブルドーザを使用するが、 アスファルトフィニッシャを用いることもある。 | |
解答と解説: 解答--- (4) 【解説】 5-4-3 瀝青安定処理路盤の施工 (2)施工 B敷均しには,一般にアスファルトフィニッシャを用いるが,まれにブルドーザやモーターグレーダなどを用いることもある。 参照:(舗装施工便覧)
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【問 | 16】 加熱アスファルト混合物の製造・運搬に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。 | |
(1) | 最初のバッチは、適正な配合となっていないことがあるので、使用しないことが望まし しい。 | |
(2) | バッチ式プラントでは細粒分の多い混合物は、混合時間を通常よりも短くする。 | |
(3) | 出荷時の混合物の目視観察は、プラントの設備が自動化されているので省略することが できる。 | |
(4) | アスファルト混合物が運搬車荷台に付着するのを防止するために、軽油を荷台に塗布する。 | |
解答と解説: 解答--- (1) 【解説】 4-2-3 新規混合物の製造 (2) バッチ式プラントの留意事項 2) 一般に混合時間は30〜50秒であるが、細粒分の多い混合物などは,混合時間を長くしなければならないこともある。(設問2) 5-3-2 運搬車の積込み準備と順番 (1)準備 アスファルト混合物の付着を防止するための重油、灯油あるいは石鹸水などを塗布 させて、積込みまで待機させる。(設問4) 5-3-3 運搬作業の注意事項 (2)アスファルト混合物の観察と温度測定 アスファルト混合物製造担当者は、運搬車に積み込んだアスファルト混合物の目視観察と温度測定を行う。(設問3) 参照:(アスファルト混合所便覧)
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【問 | 17】 加熱アスファルト舗装の締固めに関する次の記述のうち、適当なものはどれか。 | |
(1) | ローラによる転圧では、一般に駆動輪をアスファルトフィニッシャ側に向けて行う。 | |
(2) | 振動ローラによる転圧では、転圧速度が遅すぎると不陸や小波が発生しやすい。 | |
(3) | 締固め作業は、一般に初転圧、継目転圧、二次転圧および仕上げ転圧の順序で行う。 | |
(4) | 初転圧はヘアクラックの生じない限りできるだけ低い温度で行う。 | |
解答と解説: 解答--- (1) 【解説】 6-4-5締固め 締固め作業は、継目転圧、初転圧、二次転圧および仕上げ転圧の順序で行う。(設問3) (1)所転圧 2) 初転圧はヘアクラックの生じない限りできるだけ高い温度で行う。(設問4) (2)二次転圧 3) 振動ローラによる転圧では,転圧速度が速すぎると不陸や小波が発生する。また,遅すぎると過転圧になることもあるので,転圧速度に注意する。(設問2) 参照: (舗装施工便覧)
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【問 | 18】 ポーラスアスファルト混合物を用いた排水性舗装の施工に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。 | |
(1) | タイヤローラによる仕上げ転圧は、混合物の表面温度が70℃程度になってから行うの が望ましい。 | |
(2) | 一般の密粒度アスファルト混合物に比較して時間当たりの製造量が多い。 | |
(3) | タックコートの散布量は、一般に0.4〜0.6 L/uが標準である。 | |
(4) | すり付け最小厚さは、粗骨材の最大粒径以上とする。 | |
解答と解説: 解答--- (2) 【解説】 7-3-1製造及び運搬 (2)製造 ポーラスアスファルト混合物は、アスファルト混合所において適切な温度管理・品質管理のもとで製造する。なお,アスファルトプラントの製造能力が、密粒度アスファルト混合物等の製造時と比較して60%程度に低下するので、工程計画に組み込んでおくことが必要である。 参照:(舗装施工便覧)
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【問 | 19】 普通コンクリート版の施工に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。 | |
(1) | スランプ5cm以上のコンクリートの運搬はダンプトラックで行うのが一般的である。 | |
(2) | コンクリートの敷きならしは、スプレッダで行うのが一般的である。 | |
(3) | コンクリートの荷下ろしは、バックホウなどのバケットを使用することもある。 | |
(4) | コンクリートの練混ぜから舗設開始までの時間の限度の目安は、アジテータトラックに よる運搬の場合で約1.5時間以内とする。 | |
解答と解説: 解答--- (1) 【解説】8-2-4コンクリートの製造と運搬 (2) 運搬 1) 一般に,スランプ 5cm 未満の硬練りコンクリートおよび転圧コンクリートの運搬はダンプトラックで行いスランプ 5cm 以上のコンクリートの運搬はアジテータトラックで行う。 2) コンクリートの練混ぜから,舗設開始までの時間の限度の目安は,ダンプトラックによる運搬の場合で約 1 時間以内, アジテータトラックによる運搬の場合で約 1.5 時間以内とする。 8-4-3 普通コンクリートの施工 (5) 受入れおよび荷下ろし;荷下ろしには,本便覧の「4-4 コンクリート舗装の施工機械」に示される荷下ろし機械(横取り型機、縦取り型機、プレーサスプレッダ)の他に,バックホウ等のバケットを使用することもある。 (6)敷きならし;コンクリートの敷きならしは,敷きならし機械(スプレッダ)を用いて行い,全体ができるだけ均等な密度になるように適切な余盛をつけて行う。敷きならしは,鉄網を用いる場合は2層で,鉄網を用いない場合は1層で行う。 参照: (舗装施工便覧)
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【問 | 20】 各種の舗装に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。 | |
(1) | フォームドアスファルト舗装とは、加熱アスファルト混合物を製造する際に、加熱した アスファルトを泡状にし、混合性を高めて製造した混合物を用いる舗装である。 | |
(2) | 排水性舗装とは、空隙率の高い材料を表層または表・基層に用い、雨水などをすみやかに路盤以下に浸透させる舗装である。 | |
(3) | 砕石マスチック混合物に繊維質補強材を用いる場合、混合時間を通常より長くするなど の対策が必要となる。 | |
(4) | 橋面舗装の表層にポーラスアスファルト混合物を用いる場合は、特に基層の耐剥離性に 配慮する必要がある。 | |
解答と解説: 解答--- (2) 【解説】 9-3-1排水機能を有する舗装 (2) 排水機能を有する舗装の種類;排水性舗装とは空隙率の高い材料を表層または表・基層に用い雨水等をすみやかに路面下に浸透させ排水させる舗装である。この場合,下層には遮水性の層を設けることから路盤以下に水は浸透しない構造となる。 参照:(舗装施工便覧)
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