平成24年度 1級舗装施工管理技術者資格試験  一般 試験問題(2/3)

過去問題      前のページへ      次のページへ

【問 21】 再生路盤材料に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
 (1) セメントコンクリート再生骨材を用いた再生クラッシャランのすり減り減量は、新規骨材のみを用いた場合と比較して大きくなる傾向にある。
 (2) 再生加熱アスファルト安定処理路盤材料の粒度は、アスファルトコンクリート再生骨材を用いた場合、アスファルト抽出後の骨材粒度を用いて検討する。
 (3) 再生セメント安定処理路盤材料の粒度は、セメントコンクリート再生骨材を用いた場合、破砕されたままの見かけの骨材粒度を用いて検討する。
 (4) アスファルトコンクリート再生骨材を用いた再生粒度調整砕石の修正CBRは、温度の上昇で増加するので、基準とする修正CBRの低減を行う。

解答と解説: 

解答--- 4
【解説】 アスファルトコンクリート再生骨材を含む再生粒度調整砕石は温度上昇により修正CBRが低下するため、修正CBRの満足すべき品質を割り増し(満足すべき品質で、修正CBR60以上の場合は70以上に、80以上の場合は90以上に)する。

【問 22】 アスファルト舗装の試験に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
 (1) アスファルトコンクリート再生骨材のアスファルト混合物への利用可否は、圧裂試験による評価で判断できる。
 (2) ポーラスアスファルト混合物の飛散抵抗性は、ロサンゼルスすり減り試験で評価される。
 (3) アスファルト混合物の透水係数は、水浸マーシャル安定度試験で求められる。
 (4) アスファルトの軟化点は、セイボルトフロール秒試験で測定する。

解答と解説: 

解答--- 1
【解説】 (1)アスファルトコンクリート再生骨材の圧裂試験で求められる圧裂係数は、アスファルトコンクリート再生骨材に含まれるアスファルトの劣化の程度を評価するもので、再生加熱アスファルト混合物の骨材として適用可能かどうかを判断するものである。(2)ポーラスアスファルト混合物の骨材飛散抵抗性はカンタブロ試験によって行う。ロサンゼルスすり減り試験は粗骨材のすり減り減量の測定のための試験。(3)アスファルト混合物の透水係数は透水試験による。水浸マーシャル安定度試験は、水の影響を受けやすいと思われる混合物の耐水性(耐剥離性)を評価するために残留安定度を求める。(4)アスファルトの軟化点は、アスファルトが軟化する温度を調べる試験で、舗装用石油アスファルトの性能項目の一つであるほか、ポリマー改質アスファルトを分類するときの基準として用いられている。セイボルトフロール秒試験はアスファルトの高温時における粘度を測定するもの。

【問 23】 路床の施工に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
 (1) 凍上抑制層の施工では、原地盤を所定の深さまで掘削し、良質土または凍上抑制効果のある材料を敷きならし、締め固めて仕上げる。
 (2) 粒径が10mm程度の生石灰を用いた安定処理工法は、適切な混合機械を用いて一回の混合で済ませ、すみやかに締め固めて仕上げる。
 (3) 盛土路床は、一層の敷きならし厚さを仕上がり厚さで20cm以下を目安とし、過転圧に留意して十分に締め固める。
 (4) 安定処理工法の路上混合では、安定材の混合状態の確認を行い、混合むらが生じた場合には再混合する。

解答と解説: 

解答--- 2
【解説】 生石灰は混合後、水分により消石灰に変化する(消化)が、粒状の場合は土中全体には分散しないので、再度混合(二回の混合)して分散させる必要がある。粉状の生石灰は一回の混合で土中に分散することが出来る。
注;(3)の「過転圧に留意して十分に締め固める。」は文章としていささか疑問(→過転圧に留意して締め固める)。因みに「過転圧」とは「ローム質の火山灰土や粘性土を締め固める場合、転圧力が過大であったり、転圧回数が過多であると、比較的浅い土の内部的剪断破壊が起きる現象。」(道路用語辞典−日本道路協会)
なお、アスファルト混合物の舗装の施工時にも”過転圧”と言う用語を使うことがあるが、この場合は「転圧力が過大であったり、転圧回数が過多であると、表面にひび割れが生じたりアスファルトの滲みだしなどが起きるなどの現象」を言う。

【問 24】 路盤の施工に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
 (1) 加熱アスファルト安定処理路盤材料の敷きならしは、アスファルトフィニッシャやブルドーザなどを用いて行う。
 (2) 粒状路盤は、材料が乾燥しすぎている場合、適宜散水し、最適含水比付近の状態で締め固める。
 (3) セメント安定処理路盤の横方向の施工継目は、前日の施工端部を乱して新しい材料を打ち継ぐとよい。
 (4) 石灰安定処理路盤は、締固め終了後すぐに交通開放しても差支えないが、表面の保護を目的にアスファルト乳剤を散布するとよい。

解答と解説: 

解答--- 3
【解説】 セメント安定処理路盤の場合、前工程で行った横方向の施工継ぎ目は施工端部を垂直に切り取り、新しい材料を打ち継ぐ。

【問 25】 ポーラスアスファルト混合物の製造・運搬に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
 (1) アスファルトプラントの製造能力は、密粒度アスファルト混合物の製造の場合と比較して向上する。
 (2) 運搬時は、密粒度アスファルト混合物よりも温度が低下しやすいので、混合物を二重シートなどで保護する。
 (3) 運搬車の荷台に塗布する付着防止剤の量は、混合物が付着しない必要最低限度とする。
 (4) 粗骨材の使用量が多いため、密粒度アスファルト混合物と比較して、製造時に骨材が過加熱となりやすい。

解答と解説: 

解答--- 1
【解説】 ポーラスの場合、密粒度と比べ粗骨材が多く、ドライヤ内で粗骨材が過加熱となりやすいため、細骨材を入れ、サンドバス状態で粗骨材を加熱する。そのため配合上は砂分が過剰となり、製造過程でホットビンから砂の抜き取り作業が必要となり、製造能力が60%程度低下する。

【問 26】 タックコートに関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
 (1) タックコートは、新たに舗設するアスファルト混合物層とその下層の粒状路盤とのなじみを良くする目的で行う。
 (2) 橋面舗装など、層間接着力を特に高める必要がある場合は、フォームドアスファルトが用いられる。
 (3) 層問の最終付着力は、散布量が標準量より多いほど大きくなる。
 (4) 乳剤散布装置搭載のアスファルトフィニッシャにより、タックコートと混合物の敷きならしを同時に行うことがある。

解答と解説: 

解答--- 4
【解説】 (1)タックコートは下層の瀝青安定処理層や基層との接着をよくするもので、下層の粒状路盤とのなじみを良くするのはプライムコートの目的である。(2)層間接着力を高めるのためには、一般にゴム入りアスファルト乳剤が用いられる。(3)限度内で膜厚は薄い方が付着力は大きくなる傾向がある。

【問 27】 加熱アスファルト混合物の寒冷期における舗設に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
 (1) 混合物温度が低下しても良好な施工性が得られる中温化技術を必要に応じて使用する。
 (2) 転圧作業は、混合物の敷きならし後、線圧の小さいローラなどで可能な限り早く開始する。
 (3) タックコート施工後、養生時間を短縮するために石粉を散布するとよい。
 (4) 混合物製造時の温度は、通常よりも若干高めにする。

解答と解説: 

解答--- 3
【解説】 一般にタックコートにはアスファルト乳剤を使用するが、この養生時間短縮は、散布した乳剤中の水分を排除することで、石粉を散布しても水分の排除にはならないだけでなく、石粉という異物が入ることで接着力の低下を招く可能性がある。一般に瀝青材料を加温する、散布前に路面を加温するなどの処置を行う。
線圧の小さいローラを入れるケースは、F付きの細粒度アスファルト混合物などでフィラー量を多くした場合に、初転圧時にヘアークラックが発生しやすくなることがあり、こういった場合は線圧の小さいローラでとりあえず表面を押さえると言った便宜的手法が用いられる。従って、必ずしも一般的な手法とは言えない可能性があり、解釈の仕方によっては、(2)も解答として正しい可能性がある。

【問 28】 アスファルト舗装の継目の施工に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
 (1) ホットジョイントの場合は、縦継目側の5〜10cm幅を転圧しないでおいて、この部分を後続の混合物と同時に締め固める。
 (2) 横継目は、下層の継目の上に上層の継目が重なるようにし、所定の高さに仕上げる。
 (3) 横継目は道路の横断方向に設ける継目で、仕上がりの良否が走行性に直接影響を与えるので、平たんに仕上げる。
 (4) 縦継目部は、粗骨材を取り除いた新しい混合物を既設舗装に5cn1程度重ねて敷きならし、直ちにローラの駆動輪を15cm程度かけて締め固める。

解答と解説: 

解答--- 2
【解説】 既設舗装の補修・延伸の場合を除いて、下層の継ぎ目の上に上層の継ぎ目を重ねないようにする。

【問 29】 コンクリート舗装に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
 (1) 普通コンクリート版には、通常、ダウエルバーを用いた横収縮目地と膨張目地を設置する。
 (2) 連続鉄筋コンクリート版には、原則として横収縮目地を設けない。
 (3) スリップフォーム工法では、型枠を設置せずに施工できるスリップフォームペーパを用いる。
 (4) 転圧工法では、敷きならしに高い締固め能力を有するコンクリートフィニッシャを用いる。

解答と解説: 

解答--- 4
【解説】 コンクリートフィニッシャは締固め機械である。コンクリート版の敷きならしはスプレッダを用いる。転圧工法の場合敷きならしには高締固め型(強化型あるいは併用型)のアスファルトフィニッシャが用いられる。

【問 30】 各種の舗装に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
 (1) 鋼床版上にグースアスファルト混合物を直接舗設する場合、一般に接着剤は塗布しない。
 (2) ポーラスアスファルト混合物の仕上げ転圧には、一般にタンデムローラまたはタイヤローラを使用する。
 (3) 路面散布方式による明色舗装は、アスファルト混合物の敷きならし後に明色骨材を散布し転圧して仕上げる。
 (4) ポーラスコンクリート舗装のコンクリート版の施工は、一般にアスファルト舗装用の施工機械を用いる。

解答と解説: 

解答--- 1
【解説】 鋼床版上のグースアスファルト混合物の施工では、鋼床版面をきれいにする(錆、よごれ等の除去)ケレン作業を行い、直後に接着剤として溶剤型のゴムアスファルト系接着剤を0.3〜0.4 g/u塗布する。

【問 31】 各種の舗装の施工に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
 (1) ポーラスアスファルト混合物の締固めにおいて、二次転圧にタイヤローラを使用するのが一般的である。
 (2) カーペットコートは、薄層であるため混合物の温度低下による作業性の悪化を改善することを目的に、軟質アスファルトなどを用いることがある。
 (3) コンクリート床版上の舗装において、基層として砕石マスチックアスファルト混合物を用いる場合は防水層は設けない。
 (4) 透水性舗装を施工する場合、原則として路盤にはプライムコートを施す。

解答と解説: 

解答--- 2
【解説】 (1) ポーラスアスファルト混合物の締め固めでは、一般に初・二次転圧は10〜12tのロードローラあるいは6〜10tの振動ローラ(無振で使用)、仕上げ転圧は6〜10tのタンデムローラあるいは8〜15tのタイヤローラで行う。
 (2)カーペットコートは、一般に針入度80以上のストレートアスファルトを用いる。薄層であるため混合物の低温における作業性改善を目的として,軟質アスファルトや改質アスファルトを用いることもある。従ってこの文は正しい。
 (3)コンクリート床版の不陸に対応するため基層厚さを60mmとし、水密性の高いとされる砕石マスチックアスファルト混合物(SMA)を基層に採用することが可能となったが、SMAは端部の締固めが十分に出来ない傾向がある事から、床版防水工は必須である。
 (4)透水性舗装は路盤以下にも水を浸透させる機能を確保する必要があることから、プライムコートは透水性を低下させるので原則として用いない。

【問 32】 各種の舗装の施工機械に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
 (1) ポーラスアスファルト混合物の敷きならしには、通常、アスファルトフィニッシャを用いる。
 (2) 半たわみ性舗装における浸透用セメントミルクは、一般に移動式ミキサで製造し、浸透作業には振動ローラなどを使用する。
 (3) グースアスファルト混合物は、通常のアスファルトプラントで混合後、クッカで混練・運搬を行い、専用のフィニッシャで敷きならす。
 (4) ロールドアスファルト舗装において、プレコート砕石の圧入にはタイヤローラを使用し、混合物とプレコート砕石の結合を高めるために鉄輪ローラで転圧する。

解答と解説: 

解答--- 4
【解説】 ロールドアスファルト舗装はロールドアスファルト混合物敷きならし後、直後にプレコート砕石を散布して鉄輪ローラで圧入する。その後プレコート砕石と混合物のなじみをよくするためタイヤローラで転圧する。

【問 33】 舗装用機械に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
 (1) 振動ローラを使用して平滑な表面を得るには、転圧速度と振動で生じる衝撃の間隔の設定が重要である。
 (2) タイヤローラによるアスファルト混合物の締固めは、ロードローラの場合に比べ深さ方向に均一な密度が得やすい。
 (3) アスファルトフィニッシャに供給された材料は、ホッパ、スクリュースプレッダ、バーフィーダ、スクリードの順で移動していく。
 (4) アスファルトフィニッシャには、アスファルト混合物を敷きならすとともに、混合物をある程度締め固める役割がある。

解答と解説: 

解答--- 3
【解説】 アスファルト混合物の流れ;ダンプトラックからアスファルトフィニッシャのホッパ→バーフィーダ→スクリュースプレッダ→スクリードの順

【問 34】 既設舗装の調査および評価に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
 (1) 残存等値換算厚は、舗装構造を破損状況に応じて、既設アスファルト混合物の安定度で算定するものである。
 (2) 開削調査は、舗装体内部の状況を直接調査し、破損原因の特定や、補修工法選定の基礎データを得るために行う。
 (3) FWDによるたわみ量測定は、舗装構成層の各層の支持力特性の推定や、舗装構造を評価するために行う。
 (4) 路面の性能は、ひび割れ率、わだち掘れ量、平たん性などで評価することができる。

解答と解説: 

解答--- 1
【解説】 残存等値換算厚は、既設舗装の舗装構造を評価するとき、破損状況に応じて新設時の等値換算係数に破損状況に応じた係数を掛けた等値換算係数を求め、表層・基層用の加熱アスファルト混合物の等値換算厚で評価したもの。

【問 35】 既設アスファルト舗装の破損に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
 (1) ラベリングとは、表面のモルタル分が剥奪し、荒れた状態になる現象である。
 (2) コルゲーションとは、道路横断方向の車輪走行部が凹状になる現象である。
 (3) ブリージングとは、アスファルト舗装表面にアスファルトがにじみ出す現象である。
 (4) ポリッシングとは、骨材表面が磨かれてすべりやすくなる現象である。

解答と解説: 

解答--- 2
【解説】 コルゲーションは、道路延長方向に生じる比較的波長の短い波状の凹凸で、通行車両がブレーキを頻繁にかける箇所や曲線部などに発生し、1箇所発生すると縦断方向に連鎖的に発達する。

【問 36】 アスファルト舗装の補修の設計に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
 (1) 構造破損が著しく早く発生した箇所では、車両重量の測定結果にもとついた疲労破壊輪数を見直すとよい。
 (2) 設計CBRの設定に当たっては、既存の資料や非破壊試験などで路床の支持力を推定する場合がある。
 (3) オーバーレイ工法は、構造設計を経て構築された既設舗装上に施工するため、採用に伴う構造設計を省略できる。
 (4) 設計上の制約条件としては、路面の高さ、作業期間、作業時間帯、作業スペースなどがある。

解答と解説: 

解答--- 3
【解説】 オーバーレイ工法などでは、構造設計を行い、適切な補修の設計を行うことが必要となる。補修で採用する際に構造設計が必要な工法は、打換え工法、局部打換え工法、路上再生路盤工法、表層・基層打換え工法、オーバーレイ工法の5つの工法である。

【問 37】 アスファルト舗装の補修上の留意点に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
 (1) 局部打換え工法では、既設舗装の撤去によって周囲部への影響がある場合には、施工箇所の周囲をコンクリートカッタであらかじめ切断しておくとよい。
 (2) 打換え工法では、規制時間の短縮を図る場合には、必要に応じて中温化技術を利用するとよい。
 (3) 切削オーバーレイ工法では、切削の作業効率が気温などの影響を受ける場合には、路面ヒータなどを併用するとよい。
 (4) オーバーレイ工法では、リフレクションクラック発生の遅延を目的として、ゴム入り乳剤によるタックコートを行う。

解答と解説: 

解答--- 4
【解説】 一般にリフレクションクラックの発生を抑制・遅延させる場合にはクラック抑制シートの設置や応力緩和層として砕石マスチック層・改質アスファルト、開粒度アスファルト混合物層、改質アスファルト乳剤を用いた褥層の採用などを検討する。ゴムアスファルト入り乳剤によるタックコートではリフレクションクラックの抑制には効果は認められない。設問のゴム入り乳剤はゴム入りアスファルト乳剤のこと。

【問 38】 仮設備に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
 (1) 指定仮設は、本工事と同様に設計変更の対象となる。
 (2) 任意仮設は、仮設備の計画を施工者の自由裁量に任せられている。
 (3) 直接仮設は、現場事務所や作業員宿舎、資材倉庫などである。
 (4) 仮設備は、運搬、設置および撤去が容易なものとする。

解答と解説: 

解答--- 3
【解説】 現場事務所、作業員宿舎、資材倉庫および機械等の収納庫は間接仮設である。なお、直接仮設は構造物を建設するために直接必要な工事用の仮設。工事完成後撤去される。工事用道路・材料置場・足場・型枠・土留支保工・電気設備などのように工事に直接かかわりのある仮設物である。

【問 39】 再生加熱アスファルト混合物に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
 (1) 表層用混合物に利用できるアスファルトコンクリート再生骨材は、旧アスファルトの針入度とともに圧裂係数の基準を満足する必要がある。
 (2) 配合設計には、設計針入度への調整を行う方法と再生加熱アスファルト混合物の圧裂係数の目標値への調整を行う方法がある。
 (3) 製造システムのうち、ドラムドライヤ混合方式は、再生骨材配合率の高い混合物を製造することができる。
 (4) 再生加熱アスファルト混合物は、一時貯蔵ビンあるいは加熱貯蔵サイロで貯蔵することができる。

解答と解説: 

解答--- 1
【解説】 旧アスファルトの性状は、針入度または圧裂係数のどちらかが基準を満足すればよい。

【問 40】 ネットワーク手法による工程管理に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
 (1) 丸印は作業の開始および終了を表わし、かつ作業の先行、後続作業の接点を表わす。
 (2) 自己の分担および他の職員との相互関係が明確になり、工程管理への意識が高まる。
 (3) 工程の進捗、遅延がひと目でわかり、回復が比較的早く、効率的な対策が立てられる。
 (4) 矢線は1つの作業の時間的経過を示すものであり、その長さは所要時間を示す。

解答と解説: 

解答--- 4
【解説】 ネットワーク手法の工程管理で使う矢印は作業を表すもので、結合点(○)を挟んで次に着手する作業との順序を表す。従って長さは時間に無関係である。

過去問題      前のページへ      次のページへ

 
平成24年度 舗装施工管理技術者試験  学科試験 1級一般問題_問01〜問20
1級一般問題_問41〜問60
2級一般問題_問01〜問20
2級一般問題_問21〜問40
平成24年度 舗装施工管理技術者試験  応用試験 1級応用問題
2級応用問題